そばは、旨いし健康にも良い。だけど、ちょいとばかり値段が高くって、量もそれほどないから腹いっぱいにならないなぁ。天ぷらそばや鴨南蛮も食べてみたいけど…手が届かない。専門用語とかもありそうだし…。なんだか敷居が高そう。
これが長い間抱いてきたそばやおそばやさんに対するイメージでした。そばって、やっぱり高級料理なの?よしっ、そばを調べてみよう。



1.そばの豆知識(植物編)
そばはタデ科の雑穀です。冷涼な気候に適しているため、米や麦の育ちにくい高地や高緯度地域でも、よく生育します。種を撒いて75日後には収穫できるため、古代より気象災害などで他作物が被害を受けたとき、応急的に作付けされる救荒作物として利用されていました。

2.そばの豆知識(ルート編)
そばは東アジア北部から中国の雲南省あたりを発祥としており、そこから中国や韓国、東アジアはもとより、ロシア、東欧、イタリア、北フランスなどへ栽培地を広げたという歴史があります。そして日本には、「韓国を経由したもの」と「中国から海上を伝ったもの」、この2つのルートによって、そばが伝来したとされています。

3.そばの豆知識(料理編)
世界のそば料理は、日本のように麺状にしたもの(そば切り)は少なく、水で練ってフライパンで焼き、クレープ状にしたものとか(たとえばフランスの「ガレット」)、おかゆやそばがき状のものが多いようです。小麦粉の普及に伴い、今日では、そばから小麦粉へと料理材料が切り換わってしまったものも多くあります


なんだか身近なそばの姿が見えてきました。そばは昔から、われわれの生活に根ざした、世界中で食される、庶民的な食べ物でした。
庶民的なそばを、カジュアルに、ちょっぴりお洒落に、安心価格で提供するおそばやさんはないのかな…。
よしっ、そばやさんに挑戦してみるか。そうだ!どうせやるんだったら、畑を作って、そばを育てて、製粉してみよう。


4.そばの栽培(赤そば編)
長野県伊那市で見た「赤そば畑」が忘れられず、平成13年に阿蘇に赤そば畑をつくりました(通常、そばの花は白色です)。原野を開墾したため、養分が足りず2年間は満足に花が咲きませんでした(そばは痩せ土が良いといわれますが、ある程度の養分がないと成育しません)。3年目の平成15年の10月に、やっと花が咲きました。可憐な小さな赤い花が、畑いっぱいに咲き乱れました。11月にそのそばをを収穫し、乾燥させた後、家族全員が土まみれになって、脱穀してそば粉にしました。12月に、始めて取れたそば粉で、そばを打って食べました。感無量とはこのことです。しかし、ここに至るまで、長かったなぁ。(残念ながら、収穫量が少ないため、店では使用しておりません)

5.思いを形に!(おそばやさんへの挑戦)
当店のそばのメニューには価格が3種類しかありません。290円と390円と490円です。安かろう悪かろうと思われるかな。変な食材を使ってると思われるかな。等々、悩みましたが、手軽に、いつでも気兼ねなく食べていただきたいため、一所懸命考え抜いて決めた価格です。つなぎは使用せず、そば粉100%で、毎日その日の分だけ石臼で挽いてお出ししています。自然の味をお届けしたいため、そばつゆには化学調味料を使用しておりません。安全,安心で、お客様の健康に貢献したい。それが我々の願いです。

6.そばの栄養・効能
  • そばは栄養価が高い

    そばは精製せず全粒(挽きぐるみ)で利用します。米,麦などほとんどの穀類が、精製により、栄養たっぷりな胚芽の部分を取り除いてしまいますが、そばは全粒で利用するため、栄養価が高い胚芽や種皮の一部も食べることができるのです。

  • そばはタンパク質がたっぷり

    そばには、私たちの生命の維持や成長に欠かせないタンパク質がたっぷり含まれており、精白米よりも3割以上も多いのです。しかも、体内ではつくることのできない必須アミノ酸が多く含まれています。身体の発育に必要なリジンやスタミナ源として注目されているアルギニンなどが多く、実は、成長期の子供に適した食べ物なのです。

  • そばはビタミンB群の宝庫

    そばにはビタミンB群が多く、とりわけビタミンB1,B2は精白米の4倍も含まれています。B1は体力の低下,イライラ,食欲不振の解消に、B2は皮膚や粘膜を健康に保つために効果を発揮します。そばをたくさん食べてビタミンB群を補給しましょう。

  • そばは食物繊維もたっぷり

    そばにはミネラルや食物繊維も豊富に含まれています。主要なミネラルはカリウム,リン,マグネシウムで、いずれも白米の4倍以上もあります。食物繊維の含有量も多く、便秘予防や体内コレステロール量の増加抑制などに効果があるとされています。

  • そばはカラダの調子を整えます

    昔から、そばを食べていると高血圧になりにくいと言われています。そばの成分であるルチンは、赤ワインやチョコレートで話題になったポリフェノールの一種で、毛細血管の働きを強化して、脳出血等の予防や血圧降下作用を持つことが知られています。ルチンには、ビタミンCと同時に摂取すると毛細血管の強化作用がいっそう強くなる性質がありますので、ビタミンCを多く含む野菜(たとえば大根)を一緒に食べると(おろしそば)いいでしょう。

  • 酒を飲んだ後にそばは良い

    そばに含まれているコリンは、肝臓に脂肪がたまるのを防ぐ作用があります。つまり、肝硬変の前段階である脂肪肝を防ぐわけです。但し、コリンはアルコールの害を帳消しにしてくれるわけではありませんので、飲みすぎては意味がありません。


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